中村天風研究会

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中村天風研究会

・当会は、素晴らしい天風先生の教えを、皆で質疑応答しながら更に深
 く学びたいという趣旨のもとに、2011年3月に発足した「有志」の集
 まりです。お陰様で、2024年3月で満13年になりました。
・会員制ではありませんので、どなたでも、いつでも参加できます。
・勉強会は土曜日、実践会は日曜日に、それぞれ毎月一回「我孫子市け
 やきプラザ8階会議室」にて開催しています。遅参・早退ご自由です
・勉強会は、中村天風著「運命を拓く」をテキストにしています。
 また、「天風先生のCD」も合わせて聴講しています。
 ご参加の際には、当該著作本をご持参ください。
・けやきプラザは、JR我孫子駅南口から徒歩1分の所です。
・実践会、勉強会終了後、「食事会・飲み会」も予定しています。
・詳細は、「活動状況」をご覧ください。
・参加費は、勉強会300円、実践会500円です。
  【連絡先】 勝又淑夫  080-1252―0308

◇<感謝>
1.このホームページは、有志の榎戸重記さんのご厚志により開設して
  頂いたものです。皆で積極的に有効活用して参りましょう。
2.リフレッシュ体操(並木会)は、勝又淑夫さん主宰の健康体操の会
  で、当会とタイアップして活動してくれている会です。




<今月の言葉A>(2025年3月)

 【野心・野望は生命力を損耗させる その1】
1.人間は、「大志・大望」を持つことが大切
・「大志・大望」に関する有名な言葉に、「Boys, be ambitious」が
 ある。これは、「少年よ大志を抱け」と訳されて日本では広く知られ
 ているが、英語の本来の意味から言うと、「引っ込み思案ではなく、
 野心的になりなさい」という意味も含まれているという。 
・つまり、「ambitious」には、両面の意味があって、良い意味では
 「大望、大志を持った」と訳し、悪い意味では「野心的な」と訳すと
 いうことである。更には、「ambitious」には、「Greed」(強欲、
 貪欲、拝金主義)という言葉に近い意味も含まれているという。
・天風哲学においても、人生を有意義に活きるためには、何をおいても
 自分の「理想」を階級の高い気高さで、常に心の中に抱かなければい
 けないと説いているが、その一方で、その「理想」は「野心的」であ
 ってはならないといっている。
・なぜなら、「野心的」であれば、成就しない場合が多く、往々にして
 心の統一を破るために結果を不良にするからである。「野心」とは、
 「分不相応の大きな望み」という意味である。
・また、天風哲学では、「アンビッション(Ambition)は価値がな
 い」とも説かれている。「Ambition」とは、「ambitious」の名詞形
 であり、仕事での成功や、権力や地位の獲得を求める「野心」や「野
 望」を指す。 この「野心、野望」は、打ち込めば打ち込むほど「苦
 しみ」を味わうことが多くなる。
・一方、「気高さ」とは、直訳すれば「気品がある、上品である」とい
 う意味だが、天風哲学では「世のため人のために尽くす」という意味
 が込められている。 この「気高い大望、大志」は、一生懸命になれ
 ばなるほど「楽しさ」が湧いて来て喜びと感謝で生きられる。
・すなわち、天風哲学では、「大望、大志」を抱けと説くが、それはあ
 くまでも「気高い」もの、つまり「利他の心」が根底になければなら
 ないということであり、一方の「野心」は、「自利の心」から出てく
 るものとして徹底して否定している。
 (その2へ続く)







 




                     









世話人 砥綿祥栄のプロフィール

天風先生の教えに魅了されて以来20年、有志と勉強会を始めて十数年。目下「中村天風研究会」世話人として、天風哲学の啓蒙に努めている。


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