中村天風研究会

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<今月の言葉>(2026年3月)

 【来日外国人の「昔の日本」見聞記 その3】
〈ロシア正教会宣教師ニコライの見た幕末の日本〉
・日本人は、世界一読書好きな国民である。しかも、日本では、わざわ
 ざ本を買い求めることはない。
・日本には、実に多くの貸本屋があり、信じがたいほどの安い料金で本
 は借りて読むことが出来る。
・しかも、貸本屋へ足を運ぶ必要がない。なぜなら、本は毎日、どんな
 横丁、どんな狭い小路の奥でも配達されるからである。
・驚くことには、その貸本は、手垢にまみれぬまっさらの本は見当たら
 ない。しかも、本は、どれも手ずれがしてボロボロになっている。
・日本の本は、最も幼稚な本であっても、半分は漢字で書かれている。
 それでいて、読み書きができて本を読む人間の数は、ヨーロッパ西部
 諸国のどの国にも引けを取らない。
・日本人は、文字を習うことに真に熱心である。この国を愚鈍と言うこ
 とは出来ない。

【来日外国人の「昔の日本」見聞記 その4】
 〈トロイア遺跡を発見したシュリーマンは、幕末期の日本に3か月滞
  在した〉
・もしも、文明と言う言葉が物質文明を指すなら、日本人は極めて文明
 化されていると言えるだろう。
・なぜなら、日本人は、工芸品において、蒸気機関を使わずに達するこ
 との出来る最高の完成度に達しているからである。
・しかも、教育は、ヨーロッパの文明国家以上に行き渡っている。
・シナをも含めてアジアの他の国では、女たちが完全な無知の中に放置
 されているが、日本では、男も女もみな仮名と漢字で読み書きができ
 る。
 (村岡正明著「日本絶賛語録」より適宜引用)


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