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木造3階建てが当たり前になる前は、都市部(防火・準防火地域)では木造の建て方に強い制限がありました。 ところが1987年(昭和62年)の法改正で、準防火地域でも一定の防火対策(開口部などの強化)を条件に、木造3階建てが位置づけられるようになり、都市部で木造3階建てを建てる道が開けます。
■なぜ「構造計算」が一気に必要になったのか 木造3階建てのように建物の規模が大きくなると、法律上、一定規模以上(例:3階建て以上、高さが高い等)では構造計算が求められるケースが増えます。 その結果、3階建て木造住宅を安全に設計するための、標準的な考え方や計算の手引きが必要になりました。 ■最初期の手引き本(いわゆる青本・水色本) こうした流れの中で、日本住宅・木材技術センターが、3階建て木造住宅の構造設計と防火設計をまとめた手引きを編集・刊行しています(1988年版) 当時は表紙の色から、業界で「青本/水色本」などと呼ばれることもありました。 ■現在の木造住宅の許容応力度計算の基本テキストは? いま、実務で「木造住宅の許容応力度計算」と言うと、多くの場合、(公財)日本住宅・木材技術センターの、 『木造軸組工法住宅の許容応力度設計』 で示される設計法を指します。 この本は、過去の手引きの流れを引き継ぎつつ、改訂を重ねて体系化されてきました。 従来は2017年版(通称「グレー本」)が広く使われていましたが、2025年4月施行の改正建築基準法に対応して内容を全面改訂し、2025年版が2025年10月に刊行されています。
次回は、構造計算が必要な建物について、お話します。
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