配置バランス
■耐力壁が偏在するときの注意点
① 南面開口(南側に大きな窓があるプラン)
日当たりや風通しを良くするため、南側に大きな開口(窓・掃き出し窓)をとり、寒い北側は窓を少なめにして壁を多くする間取りは、日本でよく見られます。
この場合、建物全体としての壁の量(壁量)は足りていても、壁が北側に偏っていることがあります。
すると地震のとき、壁が少ない南側が大きく変形して傾き、倒壊につながるおそれがあります。
② 狭小間口(間口が狭く、奥に長い建物)
長屋や町家のように、間口が狭くて細長い建物では、隣地境界に当たる長辺方向は壁をつくりやすい一方で、短辺方向は壁が少なくなりがちです。
特に道路側は出入口が必要なので壁を入れにくく、地震のときに短辺方向へ大きく傾くことがあります。
これは、阪神・淡路大震災でも多く見られた被害のパターンです。