床倍率
■「床倍率1」ってなに?
床倍率は、床や小屋組(屋根まわりの骨組み)が、どれくらい横方向に変形しにくいか(=かたさ)を表す指標です。
そのうち 「床倍率1」 とは、
床の長さ1mあたり、1.96kN(約200kg)の水平力をかけたときに、
床の変形角が 1/150ラジアン になる性能をもつ床
という意味です。
壁でいう「壁倍率」と同じ考え方ですが、試験方法が違うため、許容される変形角は床が1/150、壁が1/120 といったように数値が異なります。
・床倍率1:1.96kN/m(≒200kg/m)
・床倍率0.5:0.98kN/m(≒100kg/m)
・床倍率2.0:3.92kN/m(≒400kg/m)
数値が大きいほど、かたい床=水平方向に変形しにくい床です。