木造仕口
仕口は大きく 「柱通しタイプ」 と 「梁通しタイプ」 の2種類あります。。
それぞれのタイプで、接合方法は、①木材のみ、②金物併用、③金物のみ、の3パターンに分けられます。
選ぶときは、荷重の伝え方(鉛直荷重・引抜き・抜け出し) と 意匠性・施工性 のバランスを見ます。
■用語解説
・ホゾ:柱や梁に作る差し込み用の突起
・雇ホゾ:梁側に別材で付けるホゾ。取り外しやすい
・長ホゾ/短ホゾ:ホゾの長さ違い(長い/短い)
・込栓:抜け止めのために打つ木の杭(ダボ)
・車知栓(しゃちせん):くさび状の栓。締付け効果が高い
・羽子板ボルト:T字の金物+ボルトで部材を締める金物
・両引きボルト:左右(両側)からボルトで引っ張って締める
・ドリフトピン:金物やパイプを固定するために打つ鋼製のピン
・クレテックタイプ:専用金物と突起(シアコネクタ)で受ける金物接合
・ハンガーパイプ:梁を吊り下げるように支持する金物方式
・短冊金物:薄いプレート状の金物で抜け止め・補強に使う
・引寄金物(ホールダウン):柱の引抜き力に抵抗する強力な金物
・端距離:ピンやボルトの穴位置から部材端までの距離。割れ防止に重要