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近年注目されている「CLT工法(Cross Laminated Timber=直交集成板)」にあわせて、同じようなパネル型の木質材料も開発されています。 これらは、まとめて「木質ソリッドパネル」と呼ぶことができます。
1. NLT(Nailed Laminated Timber) 2×4材(ツーバイフォー用の木材)を釘で打ち付けて一体化したパネル。 面外(ねじれや押し出し方向)の強さに優れているため、主に床用パネルとして利用されています。 日本でもツーバイフォー建築協会が「スパン表(使える距離の目安)」を整備しています。 2. 集成材パネル 集成材(小さい板を接着して大きな柱や梁をつくる木材)をパネル状に加工したもの。 欧州では幅2mを超える大きなパネルが製造されています。 3. LVL(Laminated Veneer Lumber:単板積層材) 薄い板(単板)を接着して作る材料。 「B種」という板状の規格ができ、CLTと同じような形状にして使えるようになりました。 4. 接着重ね材(新しいJAS規格) 12〜15cmの角材(正角材)を積み重ねて接着した材料。 日本の林業は柱材の生産が多いのですが、この柱材を活かして梁などの横架材に加工できるため、林業活性化への期待が大きいです。 集成材よりラミナ(貼り合わせる板)が太いので、乾燥管理が重要になります。 5. Wood-ALC スギのラミナを接着して作る壁材。 構造材(柱や梁などの主要部材)ではなく非構造壁用ですが、新しい活用方法として開発が進んでいます。 <まとめ> CLTの登場は、単にCLTそのものだけでなく、NLT・集成材パネル・LVL・接着重ね材など、多様な木質パネル型材料の開発を促すきっかけになりました。 これらは「木質ソリッドパネル工法」として、建築の新しい可能性を広げています。
次回は、流通材と架構について、お話します。
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