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CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)は、近年の大規模な木造建築で注目されている新しい工法のひとつです。 日本では 「平成28年国土交通省告示第611号」 に基づき、CLTを主構造として用いる建物の安全基準が定められています。 これを満たして建てられたものを「CLTパネル工法建築物」と呼びます。 海外では、CLTパネルを「壁→床→壁→床」と積み上げていくように使い、鉄筋コンクリート造に近い発想で建物を構築しています。 日本でも部分的に床や壁にCLTを使う事例が増えてきています。
■CLT建築の設計ルート(3種類) CLTを使った建物を設計する場合、建物の高さや階数に応じて3つのルートが用意されています。 ・ルート1(許容応力度計算・簡易型) 適用範囲:高さ13m以下、軒高9m以下、3階建て以下 在来木造の「壁量計算」に近い考え方 壁の強さを「せん断耐力=15kN/m」として計算でき、手計算も可能 使用金物は、日本住宅・木材技術センター認定の「Xマーク金物」 ・ルート2(許容応力度計算・高度型) 適用範囲:高さ31m以下、6階建て以下 より大きな建物に対応するため、立体的に建物を解析するソフト(フレーム解析)が必要 最近は簡易的な計算モデルも提案されている ・ルート3(保有水平耐力計算・限界耐力計算) 適用範囲:ルート2を超える規模の建物(超高層・特殊建築) 高度な構造解析が必須 <まとめ> ・CLTは「パネルを積み上げて建てる」新しい木造工法 ・日本では国交省の告示によってルールが整備されている ・設計ルートは 建物の規模に応じて3段階に分かれており、小規模なら手計算も可能、大規模になると専門ソフトで解析が必要
次回は、CLTパネル工法の構造について、お話します。
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