高倍率の面材耐力壁
大きな木造建築(多層・大規模建築)をつくるときには、普通の住宅に使われる耐力壁(地震や風に耐えるための壁)では強さが足りません。
そのため、より強い耐力壁が必要になります。
1. 壁倍率の限界
木造住宅の設計基準では、「壁倍率」という指標があり、最大で7(13.7kN/m)までとされています。
しかし、学校やオフィスなどの非住宅建築や多層建築では、この強さでは足りません。
実際には「壁倍率」という概念を超える強度が必要です。
2. 強度の決まり方
面材(合板など)を張った耐力壁の強さは、次のどちらか弱い方で決まります。
・釘と木材の接合部の強さ
・合板そのもののせん断強さ
多くの場合、釘接合部の強さが弱点になります。
壁全体の強さは「どれだけ釘が強いか・どれだけ密に打たれているか」で決まるのです。