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2025年4月 建築基準法改正 ~見直し内容にフォーカス~40

中大規模木造建築物の構法や用途の広がり」

これまで木造建築といえば「住宅のような小規模な建物」に限られていました。

しかし最近では、木造でも大きな建物を建てることが増えています。

老人ホームや病院、事務所などの非住宅建築物にまで用途が広がっているのが特徴です。



■多様な構法の登場

木造建築で使われる工法も、従来の「軸組工法」だけでなく、以下のように多様化しています。

・ツーバイフォー工法

 枠組材と合板を組み合わせる工法。9,700㎡の老人ホームが建設されるなど、大規模化しています。

・CLTパネル工法

 板材を直交して貼り合わせた大判パネルを使う工法。

 最近は「CLTをただ使う」段階から、「見せ方や工夫を凝らした使い方」へと進化し、校舎などでも採用されています。

・丸太組工法

 丸太を積み上げる伝統的な工法。

 従来は2階建てまでしか認められていませんでしたが、限界耐力計算を活用することで3階建てまで実現しました。

 また、軸組工法と組み合わせて3,000㎡規模のショッピングセンターが建てられた例もあります。


■木造マンションへの挑戦

これまで「マンション」といえば鉄筋コンクリート造が当たり前でしたが、木造でマンションをつくろうという動きも始まっています。


■用途の広がり

木造の大規模建物は、住宅の延長としての老人ホームから始まりました。

現在では、事務所・庁舎・病院・医院といった幅広い分野に利用が広がっています。

<まとめ>

・木造=小規模という常識は過去のもの
・工法のバリエーションが広がり、大規模化が可能に
・老人ホーム・病院・オフィス・マンションなど、用途も多様化

木造建築は「住宅中心の時代」から、「社会のさまざまな建物を支える時代」へと移り変わっているのです。



次回は、高倍率面材耐力壁について、お話します。

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