NSJ住宅性能研究所

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2025年4月 建築基準法改正 ~見直し内容にフォーカス~13

グリーンリフォームローン制度

『グリーンリフォームローン』制度(令和4年9月1日スタート)

2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)を目指して、古い家の省エネリフォームを後押しするための「低金利ローン制度」があります。

※国が出資する住宅金融支援機構が提供しています。



制度のポイント(2022年10月から実施)

■対象となる住宅

・自分が住んでいる家
・セカンドハウス(別荘など)
・親や子どもが住むための家

※省エネリフォームを行う場合に使えます。


■省エネリフォームの内容例

・断熱工事(例:壁や窓の断熱性能をアップ)
・省エネ設備の導入(例:高効率な給湯器や太陽光発電設備)

さらに、省エネ性能がZEH(ゼッチ)レベルまで上がるリフォームをすると、より低い金利が適用されます。


■高齢者向けの特別プラン

60歳以上の方は「ノンリコース型」という特別な返済プランも選べます。(ただし、担保が必要になり、団体信用生命保険には加入できません)

<融資の内容>

融資額     : 
最大500万円
返済期間    :
最長10年
金利      :
ずっと固定金利(借りたときの金利が最後まで変わらない)
担保・保証   :
基本的に不要(※高齢者向け特例は担保が必要)
団体信用生命保険:
原則、加入可能(※高齢者向け特例は不可)
現場検査    :
専門機関による第三者検査が必要


■リフォーム内容に関する補足

キッチンやお風呂などの一般的なリフォームも、省エネ工事とセットであれば対象になります。

※省エネリフォームの費用以内までしか借りられません。

詳しい情報は、住宅金融支援機構の公式ホームページで確認できます。



次回は、木造建築の「壁量基準」と「柱の太さ(小径)」の見直しについて、お話します。

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