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柱の太さ(=小径)をチェックする際、「柱の長さ」が重要な要素になります。 柱の上下にある梁(=横架材)の高さ寸法により柱の長さは変わってきますが、表計算ツールではあらかじめ安全側(厳しめ)の想定で自動計算がされているため、梁の高さ寸法を自分で入力する必要はありません。 具体的には、以下のように設定されています。 ・2階建ての1階部分の梁の高さ → 120mm ・平屋または2階建ての2階部分の梁の高さ → 105mm これらの数値は、通常の住宅よりも柱が「やや長め」となる設定です。つまり、安全を見込んだ設計になっているということです。
柱にかかる荷重(柱が支える重さ)は、柱ごとに異なります。 しかし、表計算ツールでは「1本の柱が5㎡分の床面積を支えている」と仮定して計算します。 この計算に使う「床面積あたりの荷重」は、 「16.5m × 6m = 99㎡の建物」 をモデルとし、その構造仕様から求めています。 なお、このチェックでは積雪荷重(雪の重さ)は考慮していません。これは建築基準法において、「柱の小径のチェックには積雪荷重を含めなくてよい」とされているためです。 柱の小径の計算についてさらに詳しく知りたい場合は、表計算ツール内の「表計算ツールの解説・注意事項」タブ → 「2.柱の小径の算出方法」をご参照ください。
次回は、耐風性向上のための注意点と対策について、お話します。
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