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筋かいは、施行令で定められた最小断面以上とし、筋かい端部には適切に金物を設置します。 原則として、筋かいに欠き込みをしてはいけません。 <筋かいの最小断面> (施行令第45条第1項、第2項) 引張力を負担する筋かいは、厚さ1.5cm以上幅9cm以上の木材、もしくは、径9mm以上の鉄筋、または、これらと同等以上のものとしなければなりません。 圧縮力を負担する筋かいは、厚さ3cm以上幅9cm以上、または、これらと同等以上のものとしなければなりません。
地震時の揺れの方向によって、筋かいには、引張力が加わる場合と圧縮力が加わる場合があります。 断面の小さい筋かいは、圧縮力が加わると容易に座屈してしまうため、引張力の時に強度を発揮するように留め付けます。 断面の大きな筋かいはその逆で、納まり上、圧縮力の時に大きな強度を発揮します。 <筋かい端部> (施行令第45条第3項、第47条、平12建告第1460号) 筋かいの最小断面とともに重要なのが、端部の緊結方法です。 しっかり留められていないと、筋かいが期待される耐力を発揮する前に、接合部が壊れてしまい、地震力や風圧力などの水平力に耐えられません。 適切かつ確実な金物の使用や施工方法が必要です。
次回は、筋かいの欠き込みについて、お話します。
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