横架材の欠き込み
梁や桁などの横架材の下端中央部に欠き込みがあると、そこから木材の繊維方向に割れが発生し、曲げに対する強度が損なわれます。
そのため、横架材の中央付近下側には、耐力上支障のある欠き込みは制限されています(施行令第44条)
梁の曲げ強度は、梁成の2条に比例します。
例えば、欠き込みによって梁成が3/4になると、その部分の曲げ強度は、3/4*3/4=9/16(≒0.5625)と、56%に低下します。
ただし、柱や間柱を入れるための大入れの欠き込みやわたりあごの欠き込み、内装材や建具との納まりのための多少の欠き込みなどは、耐力上支障のある欠き込みには当たりません。