NSJ住宅性能研究所

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2025年4月 建築基準法改正 木造軸組構法住宅の構造検討シリーズ18

べた基礎

規定は以下です⇓

・一体の鉄筋コンクリート
・土台の下には、連続した立ち上がり部分を設ける
・立ち上がり部分の高さは地上部分30cm以上、
 立ち上がり部分の幅は12cm以上、
 底盤の厚さは12cm以上
・根入れ深さは、12cm以上、かつ、凍結深度以深
 (基礎底部が密実で良好な地盤に達して雨水等の影響を受けるおそれのない場合を除く)
・立ち上がり部分の主筋として、径12mm以上の異形鉄筋を、
 立ち上がり部分の上端、および、立ち上がり部分の下部の底盤にそれぞれ1本以上配置し、かつ、補強筋と緊結
・立ち上がり部分の補強筋として、計9mm以上の鉄筋を30cm以下の間隔で配置
・底盤の、補強筋として径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm以下の間隔で配置します。
・換気口を設ける場合には、周辺に径9mm以上の補強筋を配置して補強


(布基礎と同様ですが、)
換気口の周囲と同様に、人通孔や貫通孔の周囲も補強筋で補強しましょう。

「小規模建築物基礎設計指針」では、径60mm以上の貫通孔には、径10mmの補強筋で補強する例が示されています。

同指針で、貫通孔の直径は、立ち上がり高さの1/3以下と示されています。


また、鉄筋のかぶり暑さと建物外周基礎の根入れ深さが適切な値となるよう、底盤の厚さを考慮しましょう。

寒冷地の高床式の基礎などで基礎梁(立ち上がり部分)に開口部を設ける場合には開口部周りの補強をし、基礎剛性の連続性を保つようにしましょう。


次回は、基礎ぐいについて、お話します。

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