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3)係数を決定する 柱の上部に、梁や桁、胴差があると、曲げに抵抗する力などにより、柱を押さえ込む効果が働きます。 出隅の場合はこの効果が小さくなります。そのため、壁倍率の差が同じでも、柱の引き抜き力が大きくなります。 上記を考慮して、N値計算法では、出隅の場合と、出隅ではない場合で、計算に使用する係数が異なります。 また、柱は屋根や上階の床荷重を支えており、柱の引き抜き力を相殺する効果があります。 出隅の柱は、出隅ではない柱より負担している面積が小さいので、小さな値となります。
4)N値を算出する 1)~3)で決定した値からN値計算法でN値を求めます (※N値:壁倍率などに応じて接合部に必要な引き抜き強さを示す) 柱には、張り間方向と桁行方向のそれぞれで求めたN値が存在します。値の大きい方が選択すべき接合方法と決めるN値となります。 5)柱頭・柱脚部の接合金物などを選択する 4)で求めたN値以上の許容耐力をもつ接合金物などを平12建告第1460号から選択します。
次回は、N値に関連する事柄について、もう少し詳しくお話します。
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