NSJ住宅性能研究所

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2025年4月 建築基準法改正 木造軸組構法住宅の構造検討シリーズ8

告示の仕様による選択(3.2m以下のみ使用可能)

耐力壁両端柱の柱頭・柱脚の接合方法を選択します。

最も簡単な選択は、平12年建告第1460号第2号に定められた仕様を使用する方法です。

ただし、この方法は1・2階の階高がともに3.2m以下の場合のみ利用できます。


耐力壁が水平力を受けて変形した場合に起こる破壊(※接合部に引き抜き力が働くことにより発生する)は、

・柱頭・柱脚部に起こる破壊
・筋かい端部に起こる破壊

の2つがあります。


接合方法は、

①耐力壁の壁倍率
②平屋、または、最上階にある柱か、それ以外の階の柱か
③出隅の柱か、それ以外の柱か


柱の柱頭・柱脚の接合方法は、

・軸組(耐力壁)の種類(例えば、筋かいや下地など)
・柱の位置
 (例えば、平屋または最上階かそれ以外かや出隅かそれ以外かなど)

を確認して選びます。

柱頭と柱脚には同じ金物を使用します。

次回は、(2)N値計算法による選択(階高を問わない場合)について、詳しくお話します。

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