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■直下に柱や壁がない耐力壁は剛性が低くなりやすい 建物の各通りの耐力や剛性は、基本的には、それぞれの耐力壁の性能を足し合わせて求めます。 ただし、すべての耐力壁をそのまま単純に合計できるわけではありません。 配置のしかたによっては、補正が必要になる場合があります。
代表的な例が、2階や3階の耐力壁の直下に柱や壁がないケースです。 このような耐力壁は、一見すると普通の耐力壁と同じように見えても、下にしっかり支える部材がないため、地震や風の力を受けたときに、壁だけでなく、その下の梁もたわみやすくなります。 その結果、壁全体としては変形しやすくなり、剛性が低いものとして扱う必要があります。 この考え方は、「梁上耐力壁の剛性低減」と呼ばれています。 梁の上に載っている耐力壁は、真下に柱や壁がある耐力壁と比べて、同じようには評価できないということです。 耐力壁は、ただ入っていればよいわけではありません。 その壁が、どのように支えられているかまで含めて考えることが、建物の安全性を正しく判断するうえで大切です。
次回は、梁上耐力壁と剛性について、お話します。
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