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構造耐力上主要な柱とは、建物の重さや地震・風の力を受け止めて、建物を支えるうえで特に重要な柱のことです。 施行令43条では、こうした重要な柱について, ・細すぎないこと ・削りすぎないこと などのルール(仕様規定)が決められています。
■柱の太さ(小径)の最低ラインが決まっている 柱は、建物の重さと柱が支えるスパン(梁などの距離)の組み合わせによって、必要な太さが変わります。 施行令43条では、柱の太さ(小径)が、横架材間の垂直距離(梁〜梁の高さ方向の距離)に対して、一定以上の比率になるように定めています。 例:2階建て住宅の1階の柱は、(条件に応じて)おおむね「高さの1/28以上」の太さが必要、といったルールです。 ※ここで言う「小径」は、柱断面の最小の寸法(丸太なら直径、角材なら短辺側をイメージすると分かりやすいです) ■3階建ての1階は、柱の最低寸法が明確に決められている 3階建ては柱にかかる負担が大きいので、1階の柱は小径13.5cm以上としなければならない、というはっきりしたルールがあります。 ■ただし、座屈(細長くて折れ曲がる)を計算で確認できれば柱の小径ルールを免除できる 上の「柱の太さの比率」や「13.5cm以上」のような仕様規定は、2000年 建設省告示1349号に基づいて、柱が座屈しないことを計算で確認できれば、別の方法で安全性を示せるので、適用を免除できます。 (※ざっくり言うと「ルール通りの寸法にする代わりに、計算で安全を証明してもOK」という意味です) ■柱を欠き取る(切り欠く)なら、削りすぎは禁止。削るなら補強が必要 柱に配管や金物のための加工をすることがありますが、もし柱の断面の1/3以上を欠き取る(大きく削る)場合は、その部分を補強しなければならないと定めています。 → 柱は、「断面が減る=耐力が落ちる」ので、削りすぎるなら補強で帳尻を合わせなさい、という考え方です。 ■2階建て以上の出隅(外角)の柱は、原則「通し柱」にする 2階建て以上では、建物の外側の角(出隅)の柱は、原則として通し柱(1階から2階まで一本で通る柱)にするルールがあります。 ただし例外もあり、地震や風などの水平力がかかったときに、上下階の柱の継ぎ目で生じる引張力(引っ張られる力)に対して、接合部が十分に耐えられるように設計・施工できるなら、通し柱でなくても免除されます。 ■柱は細長すぎると危ないので「有効細長比」は150以下 柱は細長いほど、圧縮力で座屈(くの字に折れる)しやすくなります。 そのため、柱の「細長さ」を表す指標である有効細長比は、150以下にしなければならない、と決められています。
次回は、横架材について、お話します。
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