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■木造では連続している梁でも1本ずつの単純梁として計算することが多い 木造住宅の構造計算では、まず梁(横架材)や柱に、上からどれくらいの重さ(鉛直荷重)がかかるかを求めます。 これは、鉄骨造やRC造でいうところの長期荷重に対する応力計算にあたる作業です。 鉄骨造やRC造では、柱と梁が強く一体になったラーメン構造が多く、荷重を受けたときの力の流れが複雑になります。 そのため、連続した部材全体をまとめて解析する(不静定構造を解く)必要があります。
一方、木造住宅では、実際には梁が連続していても、支点ごとに区切って「単純梁(両端で支えられた1本の梁)」として計算するのが一般的です。 その理由は、次のようなものです。 ・単純梁として計算しても、多くの場合は安全側(厳しめ)になる →つまり、実際より少し大きめに力を見積もることが多く、安全性を確保しやすいです。 ・木造は部材の数が多く、全部を連続梁として計算すると非常に複雑になる →住宅は梁や柱の数が多いため、細かく厳密にやると計算量が大きくなります。 ・設計段階では、梁の継ぎ手位置がまだ確定していないことが多い →木造住宅はプレカットが一般的ですが、設計中の段階では「どこで継ぐか」が未確定な場合があります。 →そのため、最初から連続梁として厳密に扱いにくいのです。 <まとめ> 木造住宅では、計算をわかりやすく・実務的に進めつつ、安全性も確保するために、連続梁を単純梁として扱うことが多い、という考え方です。
次回は、仕様とルールについて、お話します。
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