地震力と建物重量
地震力を考えるときに、まず大事なポイントは 2つ あります。
■許容応力度計算で直接チェックしているのは「中くらいの地震」
木造住宅の許容応力度計算では、基本的に 中地震(中規模の地震) に対して安全かどうかを確認します。
つまり、
大地震の揺れそのものを直接計算しているわけではない
しかし、部材の強さ・バランス・接合部などを適切に設計することで、大地震に対する性能も間接的に確保する
という考え方です。
■ 地震力は、ざっくり言うと「その階が支える重さの約20%」
中地震時の地震力は、原則として、
その階が支える建物の重さ(重量)の約20%
をベースに考えます。
イメージとしては、
・建物が重い → 揺れたときに大きな力が発生する
・建物が軽い → 発生する力は比較的小さい
ということです。
つまり、地震時の力は「地面から建物を押す力」というより、
建物自身の重さ(質量)が慣性で抵抗して生まれる力
と考えると分かりやすいです。