建物や雪の重さ
荷重や外力を計算するときは、まず 鉛直荷重(上から下にかかる重さ) を決めます。
鉛直荷重は主に 固定荷重 と 積載荷重 の2つです。
①固定荷重(G):建物そのものの重さ
固定荷重とは、屋根・床・壁など建物を構成する材料の重さ(自重) のことです。
原則はシンプルで、
・部位ごとの「単位面積あたりの重さ」×「その部位の面積」
・それを 足し合わせる(積算する)
という手順で求めます。
たとえば、屋根がスレート葺きなら比較的軽い一方、外壁が窯業系サイディングだとやや重くなる、といったように、プランや仕様の違いが固定荷重に反映されます。
許容応力度計算では、こうした 実際の仕様に合わせた荷重設定 が可能です。
また、細かく積算しない場合は、建築基準法施行令84条にあるような 標準的な値 を使う方法もあります。
注意点として、材料の「重い/軽い」は昔の常識と変わってきています。
以前は「モルタル塗り=重い」、「サイディング=軽い」傾向がありましたが、最近は、
・モルタル:軽い材料で薄塗りになりやすい
・サイディング:厚みが増して重くなりやすい
など、逆転するケースもあります。
そのため、イメージで決めず、実態(仕様・製品)を確認することが大切です。