加藤社会保険労務士事務所

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第47回東葛介護研究会を開催しました。(4/25)

今回のテーマは「第14次防と+safe~介護事業所の関わり」です。
そもそも「第14次防」自体があまり知られていないと思います。
労災防止に関し基本となる目標等を厚生労働大臣が定める「5か年計画」でちょうど2023年4月1日~5年間が第14次となります。

8つの重点対策の中の「労働者の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進」が主に介護事業所に関わる目標が定められている部分です。

掲げられている目標はノーリフトケア導入の事業場の割合増加や正社員以外の労働災害防止対策の推進への安全衛生教育を実施率を80%とかざっくりしているというか現実味が無いというかと思っていました。

メンバーさんの意見の中で、「介護事業所は利用者さんのヒヤリハット事例や事故対策等は一生懸命やっているが、働いている人に目を向けたチェックリスト等はないですよね。」というご意見がありました。
確かに、製造業の現場等では「ここは滑るので注意」等働く人向けの注意書きがあったり、声だしてチェックをしたりしますが、介護の現場ではあまり見たことがありません。

それでも現場では転倒等の労災事故は発生しているわけですから、従業員さん向けのヒヤリハット事例や事故対策も必要かもしれません。

もっと働いている人に目を向けるという視点で14次防を見ていくと少しですが、必要な事が見えてきた気がします。

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