プロフィール写真撮影の現場で、
「〇〇は見えなくなりますか?」と聞かれることがあります。
この記事では、もっともよくある「目元のシワ」と「シミ・そばかす」についてご説明します。
「目元のシワ」
1.メイクで目立たなくして撮影する
メイク前に入念に保湿をして、しっとりとしたベースメイクを施し、すぐに撮影すれば、シワの目立ちは少なくてすみます。
他にも、しっかりめのアイメイク・発色のよいチークなどで、はつらつとしたイメージをアップさせると、実際は見えているシワも「感じのよい笑いジワ」のような印象になり、ご本人も気にされなくなることが多いです。
2.カメラマンさんに修整を頼む
撮影数日前に目元をケガしてしまい、シワと傷の線がつながって困っている方がありました。さいわい軽傷で、時間がたてば治る見込みの傷でした。
こんな場合は、迷わず修整しましょう。傷を気にして、笑顔がぎこちなくなっては本末転倒です。遠慮なくカメラマンさんに依頼してください。「ある線を消す(もしくは、ぼかす)」という作業は比較的容易です。
ちなみに「ない線を加える」というのは、技術的には可能でも、なかなかイメージが固まらず、お互い納得する画像が完成するまでに時間がかかります。実在しない「えくぼ」や、なびいている髪をもう一筋足す、というのは案外難しい作業です。
「シミ・そばかす」
1.メイクでカバーする
昨今のコンシーラーは優秀ですからメイクでカバーできます。
「このシミ」と明確に示せるものであれば、コンシーラーでピンポイントにカバーします。
シミ・そばかすが、ほほの広い部分に点在している場合は、ベースメイクを厚めにします。そんなときは、メイク全体もややくっきりとした仕上がりにしてバランスを取ります。
不思議なもので、一番目立つシミを消すと、二番目のシミが急に目立つように感じることがあります。これをすべて追いかけていくと際限がありません。
こういう場合は、一番目のカバーでひとまずよしとして、撮影してモニターで確認するとよいでしょう。
また、鏡の中の自分が、いつもより「濃ゆい」感じになるかもしれませんが、心配は無用です。プロフィール写真撮影に求められる「きちんとした感じ」「ハレの日の感じ」の範囲内におさまっているはずです。
2.カメラマンさんに修整を頼む
プロフィール写真撮影は、少し撮り進めたらモニター(大きなパソコン)で仕上がりを見せてもらうことができるでしょう。
この時に、どうしても気になるシミ・そばかすがあれば伝えましょう。
「このシミが見えないようにしたい」
「全体的にそばかすが目立つ」
というように、明確に指示してももちろんOKです。
また、「シミが隠しきれてなくて老けた印象だなあ、もう少し若い感じにしたいのに…」というような感想をもったときは、それをそのまま伝えてください。その印象は、シミのせいだけではないかもしれません。
プロのスタッフであれば、たくさんの解決案を見つけられます。安心して相談してください。
まとめ
シミ・そばかすが気になる方は、メイクや修整でかなり理想の姿を実現することができますので安心してください。
ただ、カメラマンさんの技術はすごいものがあって、普通の肌ならば修整なしでも「なめらかに、明るく」仕上がります。まずはその美しさに驚いたり、安心される方が多いです。
それでも、気になるシミ・そばかすがあれば、メイク・照明・修整のパワーを味方につけて、理想の姿を残してください!