知多半島文化村

MENU 検索

「知多半島文化村」への想い

半田市文化財専門委員会委員長 河合克己

 私は義務教育学校の教員として38年間勤務する中で、一般的な社会科だけでなく郷土学習にも力を注いできました。
そのために、自分自身の資質向上を図るため、学びや研究活動にも努力を続けてきました。
 そんななか、毎日の教育活動の中で、学習効果が上がったときに子どもが見せる「満ち足りた顔」は、この上ない「いやし」でありました。
 その内に、社会科学習の中でも特に郷土学習において、理解できたと言う満足感の他に子どもたちはがある種の感慨を持つことに気付きました。それは、「故郷を知ることによって、故郷を愛する気持ちが育つ」のではないかということでした。
 それが学校での社会科教育の他に、一般市民を対象とした生涯学習課主催の「郷土学習」をはじめたきっかけでした。
 定年退職後は「ボランティアガイドの会」を主宰し、志を同じくする多くの仲間達の力を借りて、住民に「故郷の姿や生いたち」を周知する活動を行い、あわせて、郷土の歩みを周知させる「郷土学習講座」を開設しました。
 少しでも住民が己の住んでいる土地を理解し、愛着を感じ、大切にしてくれることを願って活動を続けているのです。

 知多半島文化村設立もこのような想いのひとつの現れなのです。








▲このページのTOPへ